今年の3月にオールデイズ・レコードさんから4曲入りCD「One-Man Doowop」を発売しました。オールデイズというだけあって内容はオールディーズの、しかもホワイト・ドゥーワップのカバー4曲というなかなか珍しい内容となっているのですが、全然プロモーションらしいことが出来ていないので、今日から少しカバーしたアーティストのことなどをこのブログで紹介していきたいと思います。
そこで、まずは1曲目のオリジナルアーティスト、ディオン&ザ・ベルモンツから。
ディオンはデイヴ・エドモンズがプロデュースしたのをきっかけに知りました。
大学生当時、ストーンズやフェイセズの影響を受けたバッドボーイズ・ロック的なバンドは結構ありましたが、ロックンロールってそれだけじゃない気がしていた私にとって、デイヴ・エドモンズはその謎を紐解く鍵となる数少ないミュージシャンの一人だったので、その彼が「The Wonderer」をカバーしたり、ディオン本人をプロデュースしたりということで、ディオンは「何かあるアーティスト」として常に気になる存在だったのです。
後に袂を分かち、それぞれに活動をしていくディオンとベルモンツですが、特にソロとなったディオンは、60年代中期よりビートルズを始めとするブリティッシュインベンションで大きなパラダイムシルトが起こった音楽シーンの中で、多くの同世代が時代の波に消えていく中、フォーク・ロックスタイルからワーナーでの内省的な作品群、更には近年のブロンクス・ブルーススタイルと常に変化し続けます。
「ロックンロールってそれだけじゃない」の答えの一つがそこのあるのではないかと僕は思うのです。自身の表現と真摯に向き合って変化し続ける、ディオンのその精神こそが「ロックンロール」なのかも知れません。
そんな精神の継承者”マダム・フリップフロップ”
「One-Man Doowop」絶賛発売中です(笑)。