ロックン・ロール考①

”ロカビリー”と”ロックン・ロール”

 ロックン・ロールとは何かについてよく考える。考えたことは文章にすると整理できるので思いつくままに書いてみようと思う。

 エルヴィス、ビル・ヘイリー、リトル・リチャードにバディ・ホリー。音楽を聴き始めた頃はロックン・ロールは白人が黒人のブルースやR&B、とりわけジャンプ・ミュージックなんかを真似して生まれた音楽だと思っていた。(リトル・リチャードが”俺たちの真似して”みたいなこといってたしなぁ。)

 しかし、それとは別に気になっていたことは”ロカビリー”と”ロックン・ロール”の違い。ロックン・ロールとヒルビリーでロカビリー。ヒルビリーはカントリーとイコールだとすると、ロックン・ロールとカントリーが出会って”ロカビリーになったことになるのだと思うが、じゃあ、どんな風に出会っているのか。

 ロカビリーと言えばエルヴィスだが、エルヴィスは”キング・オブ・ロックン・ロール”でもありキングで検証は難しい気がするので、ここではエルヴィスが1956年に発表し全米1位となったファーストアルバム「ELVIS PRESLEY」の1曲目でカバーしている曲で、1956年にオリジナルを発表し全米4位となった超有名曲「ブルー・スウェード・シューズ」の作者でもあるカール・パーキンスの言葉を引用したい。

「私はジョン・リー・フッカーの曲をカントリーのリズムで演奏するのが好きだった。」

これはつまり、乱暴に言ってしまえば、カントリーの2ビートでブルースを演奏するということだ。

なるほど、確かにロカビリーはカントリーの2ビートを倍テンにしてブルースを演奏するとそれっぽくなるかもですね・・・・。

あれ?でも、チャック・ベリーがデビュー前にウェスタン・スゥイングの古典Ida Red – Bob Wills & His Texas Playboysの「Ida Red」をレパートリーにしていて、この曲を改作したのが「Maybellene」だという話があったな。

リズムも2ビートだし、レーベルはチェスだしで、これもカントリーmeetsブルースと言えなくもないのでは?

しかし、ここで一番問題なのは「Maybellene」はロカビリーには聴こえないことだな。ロックン・ロールだなこれは。2ビートだけど。

というわけで皆さん、カールパ・パーキンスとチャック・ベリーをよく聴き比べるところから”ロックン・ロール考”を初めてみたいと思います。

カール・パーキンス ”Fabulous Carl Perkins”

チャック・ベリー”アフター・スクール・セッションズ”

ビートルズについて

私はビートルズが大好きだ。中学の時、ギターを弾けるようになりたくて色々な音楽に興味を持ち始めた頃、横溝正史の獄門島かなんかの映画の主題歌か何かでよくCMで流れていたのがLet It beで、当時のシングル盤で買ったのが最初。B面のYou Know My Nameがカッコ良くてシビれたものです。

それから全部のアルバムを集めたりして、メンバーのソロも集めたりして、かれこれ40年になりますが、どれか一枚選ぶなら私はアビーロードですな。これは本当に音が好き。

Dion&The Belmonts 「I Wonder Why」

今年の3月にオールデイズ・レコードさんから4曲入りCD「One-Man Doowop」を発売しました。オールデイズというだけあって内容はオールディーズの、しかもホワイト・ドゥーワップのカバー4曲というなかなか珍しい内容となっているのですが、全然プロモーションらしいことが出来ていないので、今日から少しカバーしたアーティストのことなどをこのブログで紹介していきたいと思います。

そこで、まずは1曲目のオリジナルアーティスト、ディオン&ザ・ベルモンツから。

ディオンはデイヴ・エドモンズがプロデュースしたのをきっかけに知りました。

大学生当時、ストーンズやフェイセズの影響を受けたバッドボーイズ・ロック的なバンドは結構ありましたが、ロックンロールってそれだけじゃない気がしていた私にとって、デイヴ・エドモンズはその謎を紐解く鍵となる数少ないミュージシャンの一人だったので、その彼が「The Wonderer」をカバーしたり、ディオン本人をプロデュースしたりということで、ディオンは「何かあるアーティスト」として常に気になる存在だったのです。

後に袂を分かち、それぞれに活動をしていくディオンとベルモンツですが、特にソロとなったディオンは、60年代中期よりビートルズを始めとするブリティッシュインベンションで大きなパラダイムシルトが起こった音楽シーンの中で、多くの同世代が時代の波に消えていく中、フォーク・ロックスタイルからワーナーでの内省的な作品群、更には近年のブロンクス・ブルーススタイルと常に変化し続けます。

「ロックンロールってそれだけじゃない」の答えの一つがそこのあるのではないかと僕は思うのです。自身の表現と真摯に向き合って変化し続ける、ディオンのその精神こそが「ロックンロール」なのかも知れません。

そんな精神の継承者”マダム・フリップフロップ”

「One-Man Doowop」絶賛発売中です(笑)。

https://merurido.jp/item.php?ky=ODSC756

継続は力なり

去年の11月にブログを始めることにした。

これは去年、外山滋比古さんの「思考の整理学」という本を読んで、思考を整理するのに必要な過程として、段階的取捨選択と文章化の繰り返しが有効であることを学んだことに加え、そのあとpha(ファ)さんの「知の整理術」を読んで現代のノートに代わるツールとしてブログが有効であることを学んだからで、自分の考えを整理しながら定期的に文章化することで、思考を整理する一助とするとともに文章力の強化にも役立つのではないかと期待してのことである。

しかし、そのあとCDを発売することになったり、CDのライナーを書くことになったりでずっとほったらかしになっていたのだけれど、ライナーもひと段落したので久しぶりに書いてみることにした。

このブログはそういった意味で現時点では誰かに読んでいただけることを想定していない。

所謂、マダムフリップフロップ版の「徒然草」である。

(なので基本、文章も常体で書くことにした。これは寺田虎彦の随筆をまねてのことで自分を偉いと思っているからではありません。)

とはいえ、「文章を書く時点で誰かに読んでもらうことを期待している」とは忌野清志郎の言葉。徒然なるままに日暮しPCに向かいながら、あわよくばそれなりに実のあるブログになればいいなぁ、と思うわけではあります。

まずは継続を目標に。

落書きのススメ

1番古い記憶から辿って、夢中になった物を思い出してみる。

帰ってきたウルトラマン、ゴジラ、ソノシート、ドリフ、カブト虫、プール、仮面ライダー・アマゾン、フィンガー5、ミクロマン、釣り、サイボーグ009、ワンダー3、バンパイヤ、サスケ、銀河鉄道999、あしたのジョーにガンダム。

ああ、ほぼマンガじゃないか。

小学生の頃、とにかくマンガが大好きで、好きすぎて思わず自分でも描き始めたんだけど、これが難しくて。絵を描くだけでも大変なのに物語まで考えないといけない。人生初にして最大の挫折。

だから私の絵は、結局のところ落書きのままである。

そしてこの後、音楽と出会う。人は変わらないというか、とにかく音楽が大好きになって、好きすぎて思わず自分でも書き始めた。

特に私が好きになったのは自分が生まれる前くらいに流行った所謂オールディーズ、それもロックンロールという奴で。とにかく一曲が3分位と短いのだ。

「3分先位なら私の脳みそでも考えられるぞ!」

ハラハラドキドキ、最後まで読者を惹きつけるストーリー。そんな先の事まで考える必要は無い。思いついたままでいいのだ。

だから私の音楽は、結局のところ思いつきの落書きなのです。